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【スイングの基本】テイクバックのコツをつかもう!

【スイングの基本】テイクバックのコツをつかもう!

ゴルフにおけるテイクバックとは、バックスイングの始動に当たる動作のことです。テイクバックが正しくできれば、バックスイングが大きく狂うことがなく、再現性の高いスイングをすることができます。


では、正しいテイクバックはどのようなものでしょうか。


過去の成績からミスター29の異名を持ち、数々のゴルフスクールも経営する羽生淳一プロに教えてもらいましょう。

テイクバックの正しい始動とは

「正直言って、テイクバックの重要度は、スイングする上で高くありません。」と羽生淳一プロは言います。


但し、テイクバックで間違った動きをしてしまうと、スイングでいちばん大切な“インパクト”に悪影響が出てしまうため、正しいテイクバックを覚えておくことは大切です。


一方で、正しいテイクバックにこだわり過ぎて、テイクバック時のスムーズな動きを妨げてしまうのはいけません。


今回は、皆さんが正しいテイクバックでスムーズに始動できるよう、順を追って説明していきます。

テイクバックの始動のコツ

まず、ゴルファーが気になるのは、「テイクバックはどこから動かせばいいのか」だと思います。


グリップ? ヘッド? など、色々と悩んでしまいがちですが、まず身体の中心を動かすイメージを持ってください。みぞおちあたりを右に向ける感じです。


そうすると、自然とグリップとヘッドがリンクして動きます。テイクバックの始動にはこの一体感が大切です。

そして、身体が動き始めるとヘッドが先行していくことも覚えておきましょう。例えば、トップの位置では身体が90度回っている状態ですが、クラブヘッドは270度動いていると思います。

テイクバックの始動のコツ

身体の3倍ヘッドが動くことを覚えておいてください。

テイクバックはゆっくりが正しい?

ミスショットをすると、「今、テイクバックが早かったね」と言われたことがありませんか?


確かにテイクバックを急ぎすぎると、手だけでクラブをヒョイと上げてしまい、結果として手打ちになってしまい、ミスの原因となることがあります。


しかし、ゆっくりテイクバックするのは正しくありません。

テイクバックにはある程度のスピードが必要なのです。あまり遅すぎると、切り返しからクラブを加速させるのが難しくなってしまいます。また、ゆっくりすぎるとコックが上手くできなくなります。


早すぎず、遅すぎず、適度なスピードでテイクバックすると、コックをいれやすくなり、無駄な力の入らないスイングがしやすくなるので、あまりスピードを意識せずにテイクバックすることが大切です。

テイクバック時の手首と右肘はどうすればいい?

テイクバックにおいては、多くのゴルファーが手首と右肘の位置や動きに悩んでいます。ここでは、手首と右肘のポジションについて、ご紹介します。

テイクバック時の手首は?

スタートホールのティショットは、どうしても緊張するものです。
同じように、スイングのスタートとなるテイクバックは、クラブも身体も静止状態から動き出すので、緊張すると、スムーズに動きにくくなります。ついつい余計な力が入ってしまうものですが、この時に“自然体”でいることが重要です。


自然にテイクバックを始める(身体の中心を意識的に回す)と、手首のコックが自然とできます。うまくコックできないと、テイクバックからバックスイングへといいポジションにクラブが上がっていかないのです。


目安としては手首のコックは90度です。

テイクバック時の右肘は?

次に、テイクバックで気を付けて欲しいのは、右肘です。


右肘を下に向けながら曲げ、手首と同じく90度曲げていくのが理想です。右肘を中心に始動していきます。
手首に余計な力が入っていなければ、右肘を曲げていくと自然にコックができます。

テイクバック時の右肘は?

もう一つ大切なのは、肘のポジションです。右肘がアドレスの位置から変わらず。右肘を中心にクラブを上げていくイメージです。


右肘が後ろに引けてしまうと、クラブがインサイドに入りすぎ、肋骨より前に離れてしまうと、クラブがアウトサイドに上がりすぎ、スイングの軌道が悪くなってしまうので、注意してください。

右肘がアドレスの位置から変わらず。右肘を中心にクラブを上げていくイメージ

このようになっていたら、右肘の動きに注意しなくてはいけません。

ゴルフの正しいテイクバックを身につけるためには?

プレッシャーがかかるショットの場合、スイングのスタートであるテイクバックが大切になります。
その時大切なのは、無駄な力を入れないこと、そしてテイクバックのスピードにあります。


テイクバックの正しいスピードはどれくらいがいいのでしょうか?

正しいテイクバックを身につけるコツは

正しいテイクバックでは、まずまっすぐ引いて、そこから飛行機が離陸するようにヘッドが上がっていきます。

離陸のスピードは、遅いと失速してしまいますし、早すぎると、手だけでクラブを持ち上げることになり、手打ちを誘発してしまいます。その事象をなくす為のドリルを紹介します。


構えたクラブの右側にボールを置いて、テイクバックをするというシンプルなドリルになります。

このドリルのポイントは、


・テイクバックの始動ではターゲットに対してフェースをまっすぐ引くこと

・ボールをまっすぐ後ろに転がすスピード


の2点です。ボールが転がっていくスピードが、遅すぎず早すぎず、動画ぐらいのスピードになるのが理想です。
このドリルをやりながら、動画で飛球線後方に転がるボールスピードをチェックして下さい。

ドライバーのテイクバックは?

ドライバーは、クラブの中でも一番長いので、テイクバックには少しコツが必要です。


まずボールから30センチ弱、まっすぐクラブを引くこと。そしてクラブが長い分、ヘッドの入射角が浅くなるため、ヘッドを低くすることを意識してテイクバックしてください。


テイクバックを高く上げてしまうと、インパクト時にヘッドの入射角が深くなり、ボールのスピン量が増加して結果、飛ばなくなります。
アドレス時にやや右肩を下げて、まっすぐ低くテイクバックをすることで、ヘッドの入射角が緩やかになり、スピン量が少なく、飛距離が出せる球筋になります。

羽生淳一プロに聞く、テイクバックの極意

スイングにおいてスタートとなるテイクバックは、プレッシャーがかかるのは当たり前です。
短距離走も同じですが、「スタートを上手く決めれば、それですべて上手くいく。」と思いがちです。しかしそのために、過度のプレッシャーを自分にかけてしまいます。


僕は、テイクバックはある程度適当でいいと、生徒さんには伝えます。

プレッシャーがかかることで、余計な力が入りすぎると、スイングに影響を及ぼします。ですから、あまりテイクバックにこだわらず、テイクバックのスピード感だけ気にしてみてください。

取材協力

羽生淳一プロ サンクチュアリゴルフ
羽生淳一プロ:1984年生まれ、茨城県出身。サンクチュアリゴルフスクール代表、JGTOツアープロ。

ライター:T島

1963年生まれ、広島県出身。中古ショップ運営会社でゴルフ部門の店舗運営責任者を務め、2008年からマーク金井氏の主宰するゴルフスタジオ「アナライズ」に参加。毎日更新のブログ「アナライズT島の商売してまっせ~ vol.3」がコアゴルファーに人気。最新クラブのスペックから歴史的名器まで造詣が深いゴルフライター。ベストスコア68。

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