QP関雅史の「100をつかむアプローチテクニック」第8回~夏場の深いラフはバンカーショットで抜け出せる!

QP関雅史の「100をつかむアプローチテクニック」第8回~夏場の深いラフはバンカーショットで抜け出せる!

第8回 深い夏のラフ、沈んだボールを脱出させる

夏場の深いラフでも、バンカーショットをイメージすれば、わりと簡単にボールを脱出させることができます。「なぜバンカーショットなのか?」といえば、夏芝の抵抗は砂と同じくらい大きいからです。

かまえ方はバンカーショット同じ、ワイドスタンス+フェースオープン

このような状況では、ある程度大きく振らないとヘッドが芝に負けてしまいます。そこで、大きく振って飛ばないバンカーショットの打ち方が役に立ちます。ただし、バンカーと違って直接ボールに当たるので、少しだけ振り幅を小さくします。

スタンスはバンカーショットと同様に広めに取ります。通常のアプローチよりは振り幅が大きくなるからです。バンカーショットでもフェースを開く人と開かない人がいますが、夏ラフの場合もどちらでもかまいません。

ただし、開いて打つ方がより振り幅を大きくできて、ヘッドスピードが上がるのでヘッドが抜けやすくなるのは間違いありません。バンカーショットでフェースを開かない人も少し開き気味にしてもいいでしょう。また、フェースを開かない人はバンカーと同じようにコックを使ってもかまいません。

目玉焼きをすくうようなイメージでヘッドを手前から入れる

ヘッドを入れる場所もバンカーと同じで、ボールより少し手前になります。ボールを目玉焼きの黄身に例えると、周りの白身の部分ごとすくうようなイメージです。バンカーショットは手前の砂を飛ばしてエクスプロージョンでボールを出しますが、ラフの場合、ボールの前後の芝を切り取るようなイメージで振ります。

フォローに向けてヘッドを加速させることも大事です。「インパクト時、ボールと地面の抵抗でヘッドが減速する」という話はこの連載でも何度もしていますが、ラフが深いほど、減速する度合いが大きくなるからです。幸い、バンカーショットと違って素振りでソールを接地させられるので、本番と同じように振って、どれくらいの抵抗を受けるか確かめておきましょう。

実際には、ボールとの間に芝が挟まり、距離感を正確に出すのは難しいので、あまりタイトにねらってミスをしないようにすることも大事。「グリーンに乗せれば成功」というくらいの気持ちで振りましょう。

教えてくれた人:関 雅史(せき・まさし)プロ

関雅史プロ
1974年9月28日生まれ、PGA公認A級インストラクターとクラブフィッターの二足のわらじを履く異色プロ。これまで指導したゴルファーは延べ1万人以上、クラブフィッティングは3000人以上。東京都北区でゴルフスタジオ『ゴルフフィールズ』を主宰する傍ら、雑誌・テレビ等メディアでも活躍中。ニックネームはQP。

構成/吉田宏昭(ゴルフライター) 撮影/斉藤秀人 撮影協力/ゴルフフィールズ

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