QP関雅史の「100をつかむアプローチテクニック」第1回~アプローチが上手くいくかどうかは距離に応じたアドレス次第

QP関雅史の「100をつかむアプローチテクニック」第1回~アプローチが上手くいくかどうかは距離に応じたアドレス次第

第1回 ミスをしにくいかまえ方

他人がアドレスしているのを見て、あ、このアプローチは寄りそうだなと思うときがあります。そして、たいていは実際に寄ります。

なぜ他人のプレーの結果が打つ前から分かるかというと、こう打てば寄るだろうというイメージと、その人のアドレスが合っているからです。反対に、これは寄りそうもないなという立ち方をしている人はやっぱり寄らないものです。

「アプローチが上手くいくかどうかはアドレス次第」といってもいい過ぎではありません。

大き過ぎるかまえはNG、距離に応じたアドレスでミスを防ぐ

アプローチが苦手なアマチュアで多いのは、かまえが大き過ぎる人です。

ほとんどの人はフルショットから練習を始めますし、いまでも練習の中心はフルショットなので、アプローチとフルショットでかまえ方があまり変わらない人がよくいます。しかし、本来は、たとえば30ヤードなら30ヤードのかまえがあるし、50ヤードなら50ヤードにふさわしいかまえがあります。ドライバーのように大きなかまえで30ヤード以内をコントロールするのははまず無理でしょう。

私はスイングを、小さいスイング、ハーフスイング、フルスイングの3つに分けて教えていますが、アプローチではショートアプローチの小さいスイングと、ミドルアプローチのハーフスイングを使います。

短いアプローチは短めに握って、スタンスを狭くする

ショートアプローチの場合はスタンスを狭くします。両足を閉じた状態でもけっこうです。なぜなら飛ばす必要がなく体重移動を使わなくていいからです。クラブは短く持ちます。グリップの下ギリギリくらいでいいでしょう。その分ボールの位置は体に近くになり、小さいかまえになります。言い換えると飛ばないかまえを作るわけで、これだけで縦のミス(距離のミス)の幅が小さくなります。

ミドルアプローチでは、スタンスはサンドウェッジのフルショットよりも少し狭め、ちょうど肩幅くらいでかまいません。クラブはショートアプローチよりも少し長め、グリップエンドから握りこぶし一個分くらい開けたところを持ちます。フルスイングと同じように肩の回転で打つので、背骨が丸くならないように上体を骨盤から前傾するところは守ってください。

ボールの位置はセンターが基本ですが、アドレスした状態のところにクラブが自然に戻ってきやすいところでかまえてください。打つ前にミスの原因を消しておくことが大事です。

教えてくれた人:関 雅史(せき・まさし)プロ

関雅史プロ
1974年9月28日生まれ、PGA公認A級インストラクターとクラブフィッターの二足のわらじを履く異色プロ。これまで指導したゴルファーは延べ1万人以上、クラブフィッティングは3000人以上。東京都北区でゴルフスタジオ『ゴルフフィールズ』を主宰する傍ら、雑誌・テレビ等メディアでも活躍中。ニックネームはQP。

構成/吉田宏昭(ゴルフライター) 撮影/斉藤秀人 撮影協力/ゴルフフィールズ

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