稲津暢の「ゴルフの上達が早い人遅い人」第10回~上達が遅い人はできない理由を並べる

稲津暢の「ゴルフの上達が早い人遅い人」第10回~上達が遅い人はできない理由を並べる

このところ日本の若いプロゴルファーで、日本ツアーにこだわらずアジアンツアーなどに挑戦する選手が増えています。
これはビジネスの世界でも同じで、20代や30代で起業されている方は「シンガポールで何かやろうよ」とか、「タイに進出しようよ」とか、「ベトナムの会社を買おうよ」とか、そういう発想を持っている人が多くなってきた気がします。
ゴルフでもビジネスでも、そういう柔軟な発想を持った若い人が増えてきたことは、すごくいい傾向だなと思います。

上達が遅い人はできない理由を並べる

私は英語が話せるので、海外でのアテンドを頼まれることが多いのですが、日本人は海外の人や知らない人とコミュニケーションを取ることがとても苦手だと感じます。
海外でアテンドしていると、何から何まで全部頼んでくるんですね。「それってボタンを押すだけだよ」みたいなことも、「分からない」「できない」と甘えてくる人が多いです。
日本人の特徴として、ホテルの予約でも何でも、完全に段取りができている状態で物事を進めたいという意識が強いのだと思います。英語が分からなくてもホテルを予約してみようとか、そういうことに挑戦して経験値として覚えるのが得意ではないのかもしれません。でも、そういう姿勢だと世界では通用しません。
「海外は苦手」とか、「英語ができない」とか、自分の中でハザードを作ってしまうと、ゴルフでもビジネスでも進歩は遅くなります。

上達が早い人はできなくてもとりあえずやってみる

僕だって最初から英語が話せたわけではありません。マクドナルドに行ってビッグマックを頼んだつもりがコーラしか出てこなかったり、試合にエントリーしたのにされていなかったり、ルールが分からず失格になったり。
だから、「言葉なんかできなくても、まずは世界に出てみようぜ」というマインドを持った人のほうが、ゴルフでもビジネスでも進歩が早いと思います。
ゴルフを教えるというコミュニケーションに関しても、日本と欧米ではものすごく大きなクオリティの差があります。そのことに気づいたのであれば、海外でゴルフを習うというのも選択肢の一つでしょう。そのくらい視野を広げて物事を見たほうが、ゴルフの上達も加速度的に早まります。
日常の中に変化をもたらすためには、本質的には、時間・環境・関わる人を変える以外方法はないかと思います。ゴルフも同じで、練習時間・環境・関わる人を変えないと大きな変化は起きないものなのです。

教えてくれた人:稲津暢(いなつ・とおる)さん

1979年生まれ。國學院大學経済学部卒、テキサス州立大学大学院にて経営学修士(MBA)。MBA取得後にプロ宣言し、PGAツアーのマンデー予選を中心にアメリカのミニツアーに参戦。その後、国内大手コンサルティング会社に入社し、基幹業務システム導入やマーケティング戦略立案に従事。2008年、IF Business Consulting株式会社を設立。企業経営者に特化したゴルフレッスンとコンサルティングサービスを提供している。
構成/保井友秀(ゴルフライター)

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